試行的な取り組み
内閣府沖縄総合事務局の開発建設部は10月27日、沖縄県内の交通渋滞緩和への試行的な取り組みとして、10月29日から国営沖縄記念公園内駐車場の駐車情報を、カーナビを通じて提供することを発表した。
情報が提供されるのは、主に週末や祝日の、イベント等のある特定の日となっており、海洋博公園のホームページで確認できる。
問題視される沖縄の渋滞
沖縄県では、近年、観光客およびレンタカー車両の増加に伴い、三大都市圏を上回るほどの規模の渋滞が発生するようになっている。
この渋滞は、県内の観光、物流、産業や、県民の日常生活にも影響を与えており、改善が必要な問題としてとらえられていた。
取り組みの狙い
今回の取り組みでは、カーナビ画面に表示されるVICSの駐車場マークの色で満空情報等を識別できるようにするなど、事前に駐車場情報を提供することで、公園内に点在する駐車場の中から空いている駐車場への適切に誘導されるようになる。
この誘導を行うことで、駐車場を捜すうろつき車両が減り、駐車場周辺道路の交通渋滞が緩和されることが期待されている。
なお、県内の渋滞解消という大きな課題を解決するため、今後は、今回の取り組みの検証、これを元にした都市部等への導入の検討が予定されている。
(画像はプレスリリースより)
内閣府 沖縄総合事務局 開発建設部
http://www.dc.ogb.go.jp/Kyoku/kisya/161027_1_kisya.pdf