日本文化を「宿泊」で体験する宿坊プロジェクト
和空プロジェクトと積水ハウスは11月4日、神社やお寺の参拝者のための宿泊施設「宿坊」を提供する「和空プロジェクト」を本格的始動させた。プロジェクトの第1弾は、大阪市天王寺区の「和空下寺町」。2017年3月オープンの予定だ。
所在地は、大阪市天王寺区下寺町2丁目27-4。総面積は約1,061平米の3階建ての施設。計26室の広々とした空間で、「座禅」や「写経」などの修行体験をはじめ、「茶道」など約20種類の日本文化が体感できるアクティビティを提供する。また、朝と夜の食事には「精進料理」が用意される。
宿泊施設の不足の解消と同時に、日本文化の発信拠点に
「宿坊」とは、神社やお寺に併設されている宿泊施設で、本来は僧侶や参詣者が宿泊する場所である。近年は一般観光客の宿泊も受け入れる施設が増えており、現在、全国に約300か所の宿坊がある。
一方で、日本文化を楽しむために訪日外国人数が増えており、宿泊施設の不足が喫緊の課題になっている。今回スタートさせる宿坊プロジェクトは、日本文化体験型の観光施設として、深刻な客室不足の解消に寄与するとともに、国内外の観光客に宿泊しながら社寺の魅力を体験できるサービスを提供するもの。
和空プロジェクトと積水ハウスはプロジェクトの第1段となる「和空下寺町」について、
都市の中心地に宿坊を設けるのは大阪初で、新たな観光資源の1つとすることを目指します
(プレスリリースより)
と述べている。
(画像はプレスリリースより)
株式会社和空プロジェクト、積水ハウス株式会社のプレスリリース
http://www.sekisuihouse.co.jp/