バイオマス燃料としての籾殻
北海道滝川市、IHI環境エンジニアリング、ラサ工業は10月31日、もみ殻利用に関する共同研究協定の締結を発表した。
北海道滝川市は道内有数の米産地だが、もみ殻に関しては利用頻度が低く、堆肥化や畜舎の敷料としての利用にとどまっているが、燃焼させた場合は木質バイオマスと同等の熱量を発生させるため、バイオマスエネルギー源としての利用が期待されている。
しかし、もみ殻は木質バイオマス燃料と比べると灰分割合が高く、燃焼後に灰が多く排出されるという問題があり、もみ殻利用においての課題となっている。
研究には小規模分散型熱利用システムを活用
今回の共同研究では滝川市が研究における地域内の調整と連携、もみ殻利用の仕組み作りを担当、IHI環境エンジニアリングがもみ殻の燃焼、熱利用の検討を担当、ラサ工業が燃料化技術を担当する。
今回の研究ではIHI環境エンジニアリングとラサ工業が共同開発した小規模分散型熱利用システムを用いて、もみ殻の燃料化、燃焼試験、燃焼熱の農業利用、燃焼残渣の活用等、もみ殻の有効活用に関しての共同研究を行っていく。
(画像はプレスリリースより)
ラサ工業
http://www.rasa.co.jp/info20161031.pdf