古河電工、光ファイバ製造拠点を増強
古河電工は5月7日、光ファイバ・ケーブルの需要の高まりに対応するため、アフリカにおける新拠点設立の準備を開始するなど、光ファイバの生産能力アップに取り組むと発表した。
通信トラフィック量は年々増大しており、高速大容量通信が世界各地で行われるようになった。世界で光ファイバ・ケーブルの需要が高まるなか、これまで市場をけん引してきた中国の伸びが鈍化する一方で、今後は中東・アフリカなどの新興国はもちろんのこと、欧米などの先進国でも需要が拡大する見込みだ。
欧州、中東、アフリカ地域の需要に対応
そこで、古河電工は光ファイバ・ケーブルのEMEA(欧州、中東、アフリカ)地区における需要拡大に対応するために、アフリカに新たな生産拠点を作るための準備を進めている。
古河電工では昨年8月にコロンビア拠点を設立。これに続き今年3月にOFSロシア(ロシア連邦 ボロネジ市)の光ケーブル生産能力を倍増し、ロシア拠点の強化を行った。
今後は、国際競争力を高めるために生産効率の改善、生産プロセスの改良などに取り組み、高効率かつ需要変動に機敏に対応できる光ファイバ工場の実現を目指す方針だ。
(画像はニュースリリースより)

古河電気工業株式会社のニュースリリース
http://www.furukawa.co.jp/what/2015/comm_150507.htm