本物の商店街で繰り広げられる体験型演劇
「老いと演劇」OiBokkeShiは、今年1月から開始した認知症徘徊演劇『よみちにひはくれない』の追加公演を決定した。
同公演は岡山県にある和気駅前商店街周辺にて行われる。観客は出演者とともに認知症高齢者を捜索するため、演劇のなかに自分も入り込んだようなリアルな体験をすることができる。
日時は3月29日の14:00開演、料金は一般2,000円 中・高校生1,000円、小学生以下無料。各回定員15人までの完全予約制で、残席わずかとなっている。
演じるのは実際に自宅で妻を介護する俳優
「老いと演劇」OiBokkeShiは、「老人介護の現場に演劇の知恵を、演劇の現場に老人介護の深みを」という理念を掲げ、演劇ワークショップなどを定期的に開催。「老い」「ボケ」「死」などに明るい光を当てた演劇を、地域社会と協力しながら実施している。
作・演出は菅原直樹氏。ももいろクローバーZの主演で話題となっている映画『幕が上がる』の著者、平田オリザ氏が主催する劇団「青年団」に所属。介護福祉士と俳優の二つの顔を持ち、地域における介護と演劇の関係を深める活動を展開している。
劇に出演するのは駅前商店街の人々と、認知症の妻を現在進行形で介護している高齢の男性。徘徊の実態を捉えた演劇で、あらためて認知症高齢者への配慮などを学びたい。
「老いと演劇」OiBokkeShi/Facebook『よみちにひはくれない』
https://ja-jp.facebook.com/events/789237927835825