死罪となったミャンマー人の女性が残した、最後の言葉「私は殺していない!」
国営サウジ通信によると、ミャンマー人の女性がおさない娘を殺害したとして、今週サウジアラビアにある聖地メッカの路上で斬首刑に処せられた。
1月17日にインターネットに流された投稿ビデオの中で、このミャンマー人の女性は死を迎える直前まで、
「私は殺人を犯していない。神のほかに神はいない。私は人を殺してはいない。私は許さない。これは不当だ!」(引用元はMizzima Newsより)
と、自身の無罪を訴える悲痛な言葉を叫んでいたという。
サウジアラビア当局の不可解な行動
アルリヤド (Al-Riyadh)やオカズ(Okaz)を含める国内紙ウェブサイトによると、サウジアラビア当局は、この処刑の動画撮影者を逮捕したが、不可解なことに逮捕の具体的な理由を述べなかったという。
また、AFP独自集計調査によれば、サウジアラビアでは2013年の78名からさらに増加して、2014年には87名もの人々を処刑している。サウジアラビアで行われている主要な裁判について、国連特別広報者は【実に不平等である】と述べた。
人間が人間を裁くことについて
世界で実施されている死罪については、世界中で多様な意見があり、今後も様々な形で議論が続いていくと思われるが、“神よりも完璧ではない人間が、完全ではない人間を裁く”ことについて、常に謙虚さを大事にし、誰に対しても真実が尊重される結果になることを願う。
(画像はMizzima Newsより)
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