アール・デコ様式の旧朝香宮邸
東京都庭園美術館では、開館30周年を記念して、2015年1月17日(土)~4月7日(火)、「幻想絶佳:アール・デコと古典主義」を開催している。後援は在日フランス大使館など。
同美術館は、1933年(昭和8年)に竣工された旧朝香宮邸が前身。当時隆盛であったアール・デコ様式を極力内装に残した歴史的建造物で、東京都指定有形文化財となっている。当時フランスの著名な芸術家であったアンリ・ラパン氏が主な内装を担当しており、アール・デコの精華がちりばめられた優雅な佇まいをみせる。
33人の作家らによる80余点の作品
同展では、アール・デコにおける朝香宮邸の位置づけとともに、古典主義のアール・デコ作家たちによる豊かなイマジネーションの世界を展覧。フランスの美術館所蔵品を中心に、33人の作家らによる家具、磁器、銀器、ガラス、ドレス、絵画、彫刻など、80余点の作品を紹介する。
会期中は、記念シンポジウム「フランスにおけるアール・デコの再評価 - 3つの美術館の試み」 、記念講演会「反近代のフランス文学 - 第一次世界大戦を中心に」「1931年パリ国際植民地博覧会と驚異の美術」、 映像 x トーク「パリのアール・デコ建築をみる」、ギャラリーカンバセーション(対話による鑑賞)などが予定されている。
ドレスコード割引「 Serpent 蛇 」
【会期】2015年1月17日(土)~4月7日(火)
【会場】東京都庭園美術館 本館+新館ギャラリー1
【休館日】毎月第2・4水曜日(1/28、2/12、2/25、3/11、3/25)
※祝日の場合は開館、翌日休館
【開館時間】10:00~18:00(入館は17:30 まで)
【入場料】一般:1200円/大学生:960円/中・高校生・65歳以上:600円
なお会期中はドレスコード割引「 Serpent 蛇 」をおこなっており、同展のメインビジュアルにちなんで蛇のモチーフや模様を身に着けた来館者は、100円引きで入場できる。

東京都庭園美術館「幻想絶佳:アール・デコと古典主義」
http://www.teien-art-museum.ne.jp/_artdeco.html