嚥下障害を持つ患者でも飲みやすい製法
大日本住友製薬株式会社は、パーキンソン病治療剤「トレリーフOD錠25mg」を、2月23日より販売する。
パーキンソン病においては動作緩慢、手足のふるえ、筋肉のこわばりなどの症状群がみられるほか、患者の約半数には嚥下障害の症状が発生するといわれている。
「トレリーフOD錠」は、2009年3月に発売され現在はパーキンソン病の治療薬として使用される「トレリーフ」の剤形追加品。嚥下障害などパーキンソン病患者にみられる症状を考慮した製剤設計となっている。
患者が持ちやすいよう大きくて平らな形状に改良
「トレリーフOD錠」は口腔内の唾液に溶け、水なしでも水ありでも服用が可能。嚥下障害を持つパーキンソン病患者にとって、飲みやすい仕様となっている。
また錠剤の大きさも既存の6.6mmから8.0mmに拡大。シートから薬を取り出す際に転がって落ちないよう、形状も平らに変更した。手足のふるえやこわばりなどの症状がある患者にとって、手に取りやすく服用しやすい治療剤で、パーキンソン病の改善効果も期待されている。
(画像は大日本住友製薬株式会社のホームページより)

大日本住友製薬株式会社 ニュースリリース
http://www.ds-pharma.co.jp/news/2015/20150108_2.html