ザ・インタビューの違法コピー押収、政府回答拒否
ミャンマー警察は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第一書記の暗殺計画を描いた米映画「ザ・インタビュー」の違法コピーを押収する作業を行っている。
北朝鮮のキム・ソクチョル大使がヤンゴン州知事に会った際に、この件ついてヤンゴン政府に尋ねたところ、回答を拒否したことから、北朝鮮がミャンマー政府に対して圧力をかけているのではないか、との見方が強まっている。
現在は米国で限定公開
米映画「ザ・インタビュー」は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第一書記を揶揄する内容であることから、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)祖国平和統一委員会の公式ウェブサイト「わが民族同士は」において、北朝鮮に対する極悪な挑発であり人民に対する耐えがたい冒とくである、と非難している。
昨年12月25日の全米公開を皮切りに世界各国で公開される予定であったものの、配給元のソニーに対しサイバーテロがあったことから、いったん公開は中止となった。その後は、米国の一部映画館で限定公開されている。
「未承認のため、取り締まりを行う」 ヤンゴンの警察
北朝鮮大使側は、ヤンゴンにおいて映画「ザ・インタビュー」のコピーや販売を阻むことができるよう、適切な措置を取るように促した、と伝えたものの、ヤンゴンの警察は、押収した違法コピーについては、承認されていない違法なコピーであることから押収したものであって、北朝鮮からの指示によるものではない、としている。

THE IRRAWADDY
http://www.irrawaddy.org/burma/ザ・インタビュー(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/ザ・インタビュー