2型糖尿病治療薬の新しい選択肢
日本イーライリリー株式会社と日本べーリンガーインゲルハイム株式会社は26日、選択的SGLT2阻害剤「ジャディアンス錠(エンバグリフロジン)」について、2型糖尿病の効能・効果で製造販売承認を取得したことを発表した。
ジャディアンス錠は、尿中から腎臓へのグルコース再吸収を担うSGLTを選択的に阻害するSGLT阻害薬であり、過剰なグルコースを尿中に排出することにより血糖値を下げる効果がある。
用法・用量は、エンバグリフロジンとして10mgを1日1回投与する。再審査期間は8年とされている。
今回の承認により、増加する2型糖尿病患者にとって、新しい治療の選択肢が増えることとなった。
両社で共同販促へ
ジャディアンス錠は、べーリンガーインゲルハイムで創薬・開発されており、現在世界40カ国以上で承認されている。
べーリンガーインゲルハイムとイーライリリー・アンド・カンパニーは糖尿病分野において提携していることから、日本では、べーリンガーインゲルハイムの子会社である日本べーリンガーインゲルハイムが製造・販売を行い、日本イーライリリーと共同で販促を行う予定だ。

日本イーライリリー株式会社
https://www.lilly.co.jp/