現地企業とも合弁
王子ホールティングスのグループ会社である王子木材緑化株式会社(以下、「王子木材緑化」)は、住友林業株式会社の子会社Sumitomo Forestry(Singapore)Ltd.(以下、「SFシンガポール」)とミャンマーの家具製造会社Moe Mya Chai Co, Ltd.(以下、「MMC社」)と合弁で現地法人を設立した。
現地法人の名称は「MOS LUMBER PRODUCTS CO.,LTD.」で、ミャンマー南部のモン州モーラミャイン地域に設立された。
2015年10月には商業生産開始の予定で、ゴム植林木を主原料とした製材品等の製造・販売を行う予定。
日系企業としてミャンマー初の事業
王子木材緑化、SFシンガポール、MMC社の3社は、ミャンマー国内においての事業可能性の調査や検討を実施。
その結果、南部地域には恵まれたゴム資源があるだけでなく、ゴムラッテクス採集後の木材が製材加工事業に有望であることや、原材料の原価や人件費等にも利点があることから合弁会社設立に至った。
合弁会社はゴム植林木を主原料にカウンターや椅子など家具の材料となる木質「ラミナ」を製造。日系企業としてミャンマーで初めて手掛ける事業である。
王子木材緑化とSFシンガポールは生産管理や日本市場をはじめとする海外市場への販売を担当。現地企業であるMMC社は原料調達や現地工場運営を行い、それぞれの強みを生かして協力していく。
(画像は王子木材緑化株式会社より)

王子木材緑化株式会社
http://www.oji-fp.jp/王子木材緑化株式会社のプレスリリース
http://www.oji-fp.jp/news/20141225_news_myam.pdf住友林業株式会社
http://sfc.jp/