売上げ高前年比マイナス1.7%
一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(JFA)は22日、11月度のコンビニエンスストア統計調査月報を発表した。
発表によれば、11月度の売上高は、既存店ベースでは前年比マイナス1.7%と8ヶ月連続でマイナスとなった。来店客数も前年比マイナス1.8%と9ヶ月連続のマイナスとなっている。
一方で、客単価は前年比プラス0.2%と2ヶ月連続のプラスとなっている。
天候不順の影響か
11月は、北日本で局地的な大雪となるなどの天候不順が目立ち、客数に影響を及ぼしたものと考えられる。12月も全国的に大荒れの天候であり、今後も回復は厳しいとみられる。
客単価のプラスについては、各チェーン店で販売している淹れたてコーヒーをはじめとしたカウンター商材の好調が影響している。各社でこだわりの商品を提供しており、不振の続く消費意欲の増加に一役買っている。
商品構成比では、宅配便や各種チケット等を扱うサービスの項目では8.3%のプラスとなっている。商品自体の売上げ低下が続く中、今後、コンビニでのサービス向上に向けた業務提携等が行われる可能性が高い。
客足が遠のく中、来店した客にいかに魅力的な商品、サービスを提供するかが、今後の課題となっている。

一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会
http://www.jfa-fc.or.jp/