法人向けサービス「腸内セルフチェック」
タカラバイオ株式会社は、10月9日、法人向けの腸内細菌叢解析サービス「腸内セルフチェック」の提供を開始した。
同社はこれまで、同サービスを研究分野で展開していた。今後は、ヘルスケア事業を展開している法人なども対象として同サービスを展開していくという。
病気や肥満などと深く関係する腸内細菌叢
腸内細菌叢は、ヒトの腸内で生息する細菌群のことを指し、腸内フローラとも呼ばれる。ヒトの腸内には、およそ1000種類以上、100兆個以上の細菌が、宿主から栄養を得て生息している。これら細胞がバランスを取りながら形成しているのが、腸内細菌叢だ。
腸内細菌叢は、食事・生活習慣・健康状態で変化し、病気や肥満などと深く関係することが近年の研究で明らかになり、研究開発が活発になっている。タカラバイオは2010年より、大学などの研究機関向けに次世代シーケンサーを用いた腸内細菌叢解析サービスを提供していた。
研究機関向けサービスで培われた技術を活かし
今回開始された法人向けの腸内細菌叢解析サービス「腸内セルフチェック」は、研究機関向けサービスで培われた最先端のバイオ技術やノウハウを活かす形で提供される。菌の割合や注目度の高い菌などの解析結果を提供するとしている。
同社は今後も、バイオ産業支援事業の拡大を図るとしている。
先端的な腸内細菌叢解析サービスを開始 - タカラバイオ株式会社
http://www.takara-bio.co.jp/release/?p=2600