Euro V型エンジンシリーズに採用
ボルグワーナーは、ブラジルのイタチバ市の工場において、ブラジルで生産された新エンジンを搭載した大型トラック、メルセデスベンツ・アクトロスに向けて、Sシリーズのターボチャージャーの生産を行っている。
また、Euro V型エンジンラインを持った地元のメーカー企業のサポートも行っており、南アメリカにおける新しいメルセデスベンツのEuro V型エンジンシリーズのための高性能ターボチャージャーを生産したことが評価されて、革新技術部門で、2014メルセデスベンツ・ブラジルサプライヤー賞を獲得した。
ブラジルの悪い道路状況にも対応
ボルグワーナー・ターボシステムズの社長兼ゼネラルマネージャーである、フレデリック・リサルデ氏は次のように述べている。
「ボルグワーナーは、40年間にわたり、ブラジルでの商用車用ターボチャージャーを生産しています。イタチバの新しい工場では、われわれは、自分の車にブラジル製の部品を増やしたいという顧客のために、キャパシティを拡大しました。ブラジルでは、商用トラックは、重い荷物を積んで悪路や高低差のある道路を走行し、製品を国中に輸送しています。ボルグワーナーのターボチャージャーは、長距離トラックやトレーラートラックにも採用された、実績のあるパフォーマンスと耐久性を提供しています。」(プレスリリースより引用)
ダイナミックレスポンスと高効率を実現
現代の商用車のアプリケーションでは、ターボチャージャーの製品寿命は、多くの場合、圧縮機インペラの耐久性に依存する。
極端な負荷の下での高い信頼性のために、ボルグワーナーのSシリーズ・ターボチャージャーは、低サイクル疲労(LCF)と、アルミニウム合金よりも優れた高サイクル疲労(HCF)にも耐えうる、圧縮鍛造されたチタンインペラを搭載。
デュアル流タービンハウジングは、タービンホイールを駆動するためのパルスエネルギーを利用するために排気ガス流を分割し、より良いダイナミックレスポンスと高効率のために、排気ガスからより多くのパワーを得ている。
(画像はプレスリリースより)
BorgWarner Press Releases
http://www.borgwarner.com