主婦の友社『親の家を片づける』シリーズ最新刊
親元を離れて生活してる人も多い現代、実家の親が亡くなり放置された家屋の老朽化などが社会問題になっている。周辺環境悪化の原因となったり、家屋倒壊などで損害賠償に発展したりするなど、様々な問題の原因となり 得る親の家の空き家問題。
そんな問題に対処する、「親の家を片づける」シリーズの最新刊が7月25日に発売された。
ひとごとではない、老朽化した親の家問題
家屋の老朽化腐食の進行による倒壊の被害、剥離した壁などの飛散による被害、窓やドアなどの破損による不法 侵入やそれによる火遊びなどでの火災などの被害など、放置された家屋には様々な悪影響が懸念されている。
核家族化や少子高齢化とそれに伴う人口の減少で、今後もますます空き屋問題は増加し一層の対策の強化が望まれつつある。
そんな中5月26日に完全施行された空き家対策特別措置法により、現在は放置されたままの実家をそのままには しておけない状況になってきている。
以前は建物がある土地は固定資産税が優遇されていたため、賃貸などの再利用ができないような老朽化が進んだ 家でも、わざわざ更地にして、税金が高くなりましてや解体費用までかかるようなことを、進んでしようと思う 者は少なかった。
しかし市町村から「特定空家等」とみなされると、最悪解体の通告や強制対処といった事態になる。また土地が 固定資産税の優遇措置を受けられず、固定資産税が最大で6倍にも増額されることにもなるのだ。
子供に余計な負担をかけないための事前対策も
都会に出た子供が同居を勧めても、高齢化した親としては今更都会の生活には馴染めそうには思えず、かといって年金暮らしでは家屋の補修もままならない。
『親の家を片づける』シリーズは残された子供達が親が亡くなった後の家屋をどうするかをレクチャーしたもの だが、終活がブームのこの時代、自分の死後のことを考え、残される家屋をどうするかの参考となる本といえる 。
「空き家のプロ」大久保恭子氏が実践法を伝授
同書では、様々な問題を抱えた「親の家の空き家」の悩みに、長年不動産に関わってきた“空き家のプロ”大久 保恭子氏が、住む人のいない親の家の有効活用法や価値を上げるためのノウハウなどをわかりやすく伝える。
(画像はニュースリリースより)
主婦の友社 ニュースリリース
http://corporate.shufunotomo.co.jp/newsrelease/8476/