中部電力が岐阜県のダムで初めての水力発電所を開発
中部電力は、岐阜県郡上市に建設した阿多岐(あたぎ)水力発電所の営業運転を開始したことを7月7日発表した。阿多岐水力発電所は、岐阜県が管理する阿多岐ダムの直下に2014年5月から建設工事を始めたもので、中部電力が岐阜県の管理するダムにおいて初めて開発した水力発電所となる。
この小水力発電所では、阿多岐ダムの河川維持流量を利用して年間発電量約130万kWhの発電を予定している。この発電量は一般家庭約360世帯分の年間使用電力量に相当。
環境対策の「維持流量」を利用した小水力発電所
河川には、河川の利用・管理・環境などに支障が生じないよう一定の流量が必要で、漁業や船の運航または景観の保護や塩害防止など、河川の管理や保護に付き、多面的合理的かつ先見的視野に立って考慮した上で、渇水状態の時にも維持しなければならない流量が決められており、それが維持流量(いじりゅうりょう)と呼ばれる。
通常維持流量はそのまま下流に流されるだけだが、その水も水力発電に活用したのが今回の小水力発電所となる。
中部電力では、貴重な純国産エネルギーであり環境特性にも優れた再生可能エネルギーである水力発電を、今後も経済性に十分に考慮し、グループ会社一体となり開発を進める方針を示した。
今回小水力発電を開始した阿多岐ダムは、岐阜県郡上市白鳥町中西地内に位置する治水ダムで、木曽川水系である長良川支流の阿多岐川に建設され、昭和63年から管理を始めている。(揖斐川及び長良川は、河川法上では「木曽川水系」に包括されている。)
(画像はニュースリリースより)

中部電力 ニュースリリース
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