スズキの技術をプロトン車に
15日、プロトン社(Proton Holdings Bhd)とスズキ自動車(Suzuki Motor Corporation)が、提携協定に同意し、ライセンス契約を締結した。
プロトン社のCEO、Abdul Harith Abdullah氏、DRBハイコム社の自動車製造販売COO、Radzaif Mohamed氏、スズキモーターコーポレーションの会長兼CEOの鈴木 修氏らにより提携が結ばれた。
この提携の第一段階として、スズキは、スズキモデルのノックダウン(KD)部品をプロトンに提供する。プロトンは自社工場でこれらの部品を自動車に搭載し、プロトン車として販売する。2016年の8月頃より、プロトン社のタンジュンマリム工場で最初の車種の製造を開始する。
そのほかの車種の製造は、プロトンとスズキの今後の話し合いにより決まる。
両社の得意分野で相乗効果を
プロトンCEO Abdul Harith Abdullah氏は、以下のように述べた。
「スズキはスモールエンジンの分野で、プロトンに必要な高い技術と経験を持っている。この協定は、両社の得意分野を生かす機会となり、生産率をあげ、研究開発のための時間を短縮し、市場販売までの過程を効率化させるだろう。」(The Rakyat Postより引用)
またスズキの会長、鈴木氏も以下のように述べている。
「我々は、マレーシアでの自動車事業に関するすべてを、自社で取り扱ってきたが、今回のプロトン社との提携により、両社にとっての包括的な相乗効果を開発するべく協力していきたい。」(プレスリリースより引用)
プロトンはDRBハイコム社の子会社で1983年にマレーシアで初めて設立された国営自動車メーカーである。2014年には、11万6000台を販売し、マレーシアの自動車市場の約17%を占める企業である。
(画像はニュースリリースより)
スズキ自動車 ニュースリリース
http://www.globalsuzuki.com/globalnews/2015/0615.html