2015年度石炭産業人材育成事業の研修が修了
10月29日、独立行政法人・石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、モザンビークでの石炭産業人材育成事業の一環である石炭専門家派遣研修が修了したことを発表した。
同研修は,2012年にモザンビークと日本の両政府が合意した「石炭産業発展5か年プラン」に基づいて、2014年からモザンビークエネルギー鉱物資源省と交わした協定によって実施されたものである。
同研修の受講者は、モザンビークにおいて石炭開発事業に従事する地質技師と技術者を対象としている。
モザンビークと日本の関係強化に貢献
研修の目的は、リモートセンシング、石炭探査技術、炭量の評価等の測定法、世界の石炭に対する需要と供給の動向などといった、石炭開発事業に必要な知識の習得であった。
今年度は2014年度の受講者からのフィードバックを反映し、画像解析や地質図作成などのより実践的な実習の時間を増やすとともに、初級と中級に授業を分けるなどして、受講者からは高評価を得た。
JOGMECは、2016年度も本研修を実施する予定である。石炭開発事業に関わるモザンビークの人材育成を通じて、モザンビーク石炭業界の技術向上とモザンビークと日本との関係強化への貢献を目指す。
(画像はプレスリリースより)
JOGMECプレスリリース
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000061.html?