RATOが開発する自発光誘導灯 49個設置
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、埼玉県所沢市で、低日射や低光量でも発電できる有機系太陽電池を用いた実証試験を開始した。
これはNEDOプロジェクトのひとつで、有機系太陽電池技術研究組合(RATO)が進めている。所沢市での試験では、有機系太陽電池を活用する自立型発行デバイス(自発光誘導灯「EーSEG」)を、航空公園駅前のロータリーに29個、並木路上付近に20個の合計49個設置した。
低日射・低光量でも発電、非常時用誘導灯として実用化を目指す
EーSEGは、緊急時、無照明場所で不特定多数の施設利用者を安全に誘導するための非常時用誘導灯。周囲の明るさを自動的に検知し、所定の明るさで発光する。屋内外の低日射・低光量の場所で活用できる。
EーSEGは微弱光でも発電する有機系太陽電池、蓄電池、LEDランプ、光導波路を基本に構成されている。
試験は11月24日からスタート、平成29年2月29日まで行う予定となっている。RATOはこの試験を、有機系太陽電池の実用化に活用していく。所沢市は試験に場所を提供することにより試験の支援を行うとともに、持続可能な社会実現に向けた新技術の発展に協力する意向だ。
(画像・ニュースリリースより)
NEDO
http://www.nedo.go.jp/NEDO/ニュースリリース
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