4月以来の首脳会談
ASEAN関連首脳会議のため、マレーシア・クアラルンプール訪問中の安倍内閣総理大臣が22日、ジョコ大統領と約30分間、会談を行った。両首脳の会談は4月以来となる。
冒頭、ジョコ大統領は、日本経済界の要人、ビジネスマン等約1,000人の訪問団のジャカルタ訪問に謝意を述べた。
この訪問団は、インドネシア国会議員連盟や日本インドネシア協会が中心となって編成されたもの。ジョコ大統領はインドネシアと日本との協力関係を一層強化していく考えを示した。
戦略的パートナーとしての二国間関係を確認
安倍総理はインドネシアと日本は、戦略的パートナーとして二国間関係の重要性を再確認した。
また、インドネシアの立ち位置はASEAN地域全体の繁栄にも重要であることから、今後も質の高いインフラ整備に協力していく、とした。また、経済界の大規模な訪問団の受け入れに謝意を示し、両国間の経済発展を図りたい考えを示した。
インドネシアが中国案を採用した高速鉄道計画について、「信頼関係や透明性が不可欠であり、結果には失望している。」として選定手続きの見直しを求める場面もあった。
また、南シナ海問題については、ASEANの中核であるインドネシアの積極的関与に期待を示した。これに対し、ジョコ大統領はインドネシアは海洋法を尊重する立場を表明した。
(画像はプレスリリースより)
外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sea2/id/page3_001481.html