賃金構造基本統計調査(初任給)を公表
厚生労働省は平成27年「賃金構造基本統計調査(初任給)」を全国の主要産業労働者賃金の実情を明白にするために行い、これを公表した。
男女別ともに前年を上回る
学歴別では大学卒男女計は202,000円(前年比0.8ポイント増)、高校卒男女計は160,900円(前年比1.3ポイント増)であった。また大学卒男性、女性別ではともに前年比0.8ポイント増であった。さらに高校卒男性、女性別でもともに前年比1.3ポイント増であった。
企業規模別では小企業(常用労働者10~99人)で高校卒の女性が前年比0.0ポイントと同率以外は、大学卒男女、高校卒男性は全ての企業規模で前年比を上回った。
産業別では大学卒では男女ともに「学術研究,専門・技術サービス業」が212,200円で最も高く、最も低いのは男女ともに「運輸業,郵便業」であった。高校卒では男女ともに「生活関連サービス業,娯楽業」が最も高く、最も低いのは男性「医療,福祉」で女性「教育,学習支援業」であった。
調査について
この調査は日本全国の一定の方法で抽出した77,787事業所を対象に日本標準産業分類に基づいた16大産業別に行われた。平成27年6月末日現在雇用している新規学卒者6月分の賃金についての調査である。都道府県労働局及び労働基準監督署が配布した調査票を対象事業所が記入し、回収する方法で行われた。
(画像はニュースリリースより)
厚生労働省報道発表資料
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/pdf