三菱グループ2社による共同事業
共に三菱グループとなる三菱マテリアル株式会社および三菱ガス化学株式会社は、岩手県八幡平市安比地域での地熱発電プロジェクトにおいて「安比地熱株式会社」を両社の共同により設立。本格的な事業化を目指し、環境アセスメントの手続きに着手した。
約15MWの発電規模を持つ地熱資源量
三菱マテリアルは三菱ガス化学と共同で、2004年度から地熱発電の事業化に向けた検討を重ねてきた。このプロジェクトは、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)がおこなった安比地域の地熱開発促進調査の結果が2003年度に発表され、それを受けたものである。
その後両社による調査結果から、予想出力15MW程度の発電規模を持つ地熱資源量の存在を確認した。また、既存の温泉資源への影響も少なく、環境規制などのリスクも少ないことから、安比地域での地熱発電の事業化は可能と判断し、環境アセスメントに着手した。
そして今回、両社は事業実施主体の明確化とともに事業化推進体制の整備の目的から、三菱マテリアル60%/三菱ガス化学40%の出資比率で「安比地熱株式会社」を共同設立した。
安比地熱は、CO2排出量の削減と電力の安定供給を両立させ、2018年以降の稼働開始を目指して、環境に配慮した地熱発電の建設に向け検討を進めていく予定である。
(画像はニュースリリースより)
三菱マテリアル株式会社 ニュースリリース
https://www.mmc.co.jp/corporate/ja/01/01/15-1029b.html三菱マテリアル株式会社
https://www.mmc.co.jp三菱ガス化学株式会社
http://www.mgc.co.jp/