ドラッグ・リプロファイリング研究で
アストラゼネカ株式会社は、循環器領域におけるドラッグ・リプロファイリング研究に関し、大阪大学と産学共同研究の覚書を締結したと発表した。
ドラッグ・リプロファイリング研究とは、開発が中止された薬剤の別の可能性を切り開く研究であり、アストラゼネカが日本の大学とこの研究についてタッグを組むのは初めて。
(画像は、公式サイトからのキャプチャーです)
グローバル製薬企業、アストラゼネカ
アストラゼネカは、100カ国以上で事業を展開している、グローバル製薬企業。様々な領域の医療用医薬品の開発などに従事し、その革新的な医薬品は世界中の患者に使用されている。
同社の循環器代謝性疾患領域の低分子化合物研究部門は、スウェーデンのムンダールに拠点を置いている。世界中の学術機関および提携先と広範な共同研究を行っているが、今回初めて日本の先進的な基礎並び臨床研究拠点である大阪大学と提携することになった。
情報を大学に提供、ノウハウを駆使して研究
今回締結された覚書により、アストラゼネカの循環器代謝性疾患領域の低分子化合物研究部門は、特定の化合物とその非臨床並びに臨床情報を大阪大学に提供する。大阪大学は、それらを精査・選択、アストラゼネカの研究者と協議の上、同大学が有するノウハウを駆使して新しい適応に関する非臨床研究を実施するという。
アストラゼネカ 大阪大学と循環器疾患領域において産学共同研究の覚書を締結 - プレスリリース
http://www.astrazeneca.co.jp/