あなたの肌タイプは?
季節の変わり目は体調だけでなく、お肌にもブレーキがかかる時期。忙しくてついお手入れも怠りがちになります。手抜きから思わぬトラブルになることもあります。後悔しないためにも、日頃から正しいケアを心がけましょう。
スキンケアで大切なことは、自分のお肌のタイプを知ることです。それによってケアの方法が変わってきます。
お肌は大きく分けて5タイプ、脂性肌、普通肌(混合肌)、乾燥肌、敏感肌、そして日焼けによるダメージ肌です。
それぞれのタイプは皮脂量の違いで分類されますが、ダイエットやストレスなどさまざまな要因で毎日変化するので、いつも同じお手入れをすれば良いという訳ではないのですね。本当に大変です。自分がどのタイプなのかもう一度確認してみましょう。
まず顔を洗い、手のひらで軽くたたいて乾かします。次に小さなサイズのメガネクリーナーのような薄紙を、顔の数カ所に押しつけます。
脂性肌ならくっつき皮脂が浮き上がりますが、くっつかず何も浮き上がらなければ乾燥肌、Tゾーン(おでこ、鼻、あご)にだけくっつけば普通肌(混合肌)と言えます。ほとんどの人は普通肌でしょうか。お肌の状態をよく観察して、対話するような気持ちでケアしてください。
(画像はイメージです)
実践すれば効果絶大。基本となる4つのスキンケア
ところで、毎日の基本スキンケアってどんなことをしていますか?石けんで洗って、化粧水、乳液で完了、なんて感じで済ませていませんか?
アメリカの人気サイトの美容専門家Julyne Derrickさんが、誰でもすぐ実践できる4つの基本スキンケアを紹介しています。
ステップ1:クレンジング
自分のお肌にあったクレンジングを選ぶことが大切。固形タイプの石けんは、お肌が乾燥しやすくなるのであまりお勧めしません。夜は毛穴に詰まったメイクや日焼け止めを落とすために、洗顔フォームで洗います。乾燥肌なら、自分にあったコールドクリームで拭き取り、洗い流しません。
自然素材をお好みなら、牛乳やヨーグルトが適しています。「えっ? 牛乳?」と驚くかもしれませんが、昔から牛乳はクレンジングに適した素材として利用されています。牛乳に含まれるタンパク質分解酵素がよごれや角質をとってくれます。
おまけに保湿効果もあるので一石二鳥です。お肌のターンオーバーを促進してつるつるになること間違いなしです。また、朝は余分な皮脂を落とすために、ぬるま湯ですすぐだけでOKです。
ステップ2:角質の除去
スキンケアで、みんながつい省略してしまうお手入れですね。これを定期的に実践できれば、違いは一目瞭然です。毎日ではなく、週1回、あるいは1年に1回でも効果が持続するものもあります。
Julyneさんによれば、黒砂糖とココナッツオイルの手作りスクラブの使用、酸化アルミニウム結晶入りのスクラブで角質除去する方法の Microdermabrasion(マイクロダーマブレージョン)、グリコール酸などで治療するケミカルピール、ニキビ対策で使うレチノイン酸を塗る方法などが効果的です。予算によって自分に合った方法をチョイスできます。
ステップ3:保湿
あくまでもお肌の状態によって、必要なら水分を補給すれば良いでしょう。過剰な補給は逆効果。また、目の周りは脂肪がないので、皮膚が薄く、しわになりやすいもの。アイ・クリームをつけてもいいですね。
ステップ4:日焼け止めを塗ること
しわになる1番の原因は日焼け。SPF30以上の日焼け止めを、冬でも、曇りの日でも使いましょう。日焼け対策を万全にするために、保湿美容液を2本購入します。1本は夜用、もう1本は日焼け止め成分を含んだ昼用として使い分けます。スッピンの時もぬかりなくという訳です。
「そう言えば、こんなケア、最近やっていなかったな。」と感じたら、今日から実践してください。どんなにすてきなメイクをしても、ベースとなる素肌がボロボロでは美しくなれません。
たとえ疲れて帰ってきても、そのままベッドへバタンなんてことは絶対にNGです。お肌も1日頑張ったのですから、スッキリよごれを落として、ニュートラルに戻してあげましょう。