風力発電用ブレード製造・販売事業
ヨネックス株式会社は、新たに風力発電用ブレード製造・販売事業に参入し、風力発電用ブレード「YW−100」を2014年4月から販売開始すると発表した。
現在ではCO2排出による地球温暖化が社会問題となっている。そのため再生可能エネルギーが注目されているのだが、その中でも特に風力発電は24時間発電可能な点などから注目を浴びている。
(画像はプレスリリースより)
小型風力発電事業への参入を決定
ヨネックス株式会社では風力発電事業が様々な問題解決に貢献できる事業であり、これまで培ってきたラケット、ゴルフ、スノーボードでのカーボン加工技術を活用できるという点から、今後も成長が見込まれる小型風力発電事業への参入を決定した。
4月から発売するYW−100は、風向きに関係なくたとえ低風速域(1.5m/s)であっても発電を開始することができ、軽量で耐久性が高い垂直軸型カーボン製ブレードを国立長岡技術科学大学、独立行政法人産業技術総合研究所との共同研究によって設計した。
これまでの垂直軸型ブレード形状は、飛行機の翼のような形状が多いことに対して、今回新たに設計した最適翼形状は上下対象の流体形状としていることが特徴だ。
軽量化と最適形状で弱い風速でも回転しやすくなり、発電効率を向上させることができる。なお風力発電事業の製品開発・製造・販売については新潟県長岡市の同社新潟生産本部で行い、「Made in Japan」の製品を生み出していく。
製品概要
商品名:垂直軸型用カーボンブレード
品番:YW−100
価格:80,000円/枚
サイズ:全長1510mm×幅300mm×再大厚60mm
重量:2,500g/枚
素材:カーボングラファイト
形状:中空構造
発売時期:2014年4月1日
(プレスリリースより引用)
ヨネックス株式会社 プレスリリース
http://www.yonex.co.jp/pr/pdf/140226