終末期高齢者への在宅訪問マッサージが、2年で2倍に
ケアシステム研究所は2月19日、ターミナルケアでの訪問マッサージ施術の依頼が急増していると報告した。
ケアシステム研究所が運営する、医療保険を使った訪問マッサージサービス「トータルケアかつしか」では、2012年と比べて終末期高齢者への施術依頼が約2倍に増えた。
終末期高齢者への施術依頼が増えたのは、医療保険を利用した訪問マッサージが社会的に認知されてきたことが大きな理由としてあげられる。
(画像は、トータルケアかつしかのホームページより)
終末期高齢者に必要なケアとは?
しかし、金銭的な負担が減ったことだけが原因ではないだろう。なぜなら、終末期高齢者が自宅で幸せな最期を迎えるためには、痛み、呼吸困難、全身けん怠などの肉体的な苦痛に加え、精神的な苦しみや家族とのコミュニケーションなど、様々な事柄に対応しなければならないからだ。
高齢者介護では、介護する人にも様々な悩みがつきものである。高齢者本人だけではなく、家族の人とのコミュニケーションを大切に治療マッサージを行うことで、高齢者と介護者との連携が強まることも期待できる。
さらに、寝たきりで外部との接触が殆どない高齢者にとって、スキンシップによる治療マッサージが、リラックス効果をもたらすとも考えられる。
ケアシステム研究所は、終末期高齢者への施術が、自宅で幸せな終末期を過ごすための大切なファクターになると考えている。
株式会社ケアシステム研究所のプレスリリース
http://www.atpress.ne.jp/view/43420トータルケアかつしか
http://totalcare-k.com/