大阪市立大の開設
大阪市立大は、日本一の高さを誇る商業ビル「あべのハルカス」に、公立大学法人では初となる健診施設「先端予防医療部附属クリニックMedCity21」を開設することを発表した。がんや脳卒中などの早期発見を目的とした人間ドッグや、皮膚科や産婦人科なども併設する予定だ。地域の医療機関と連携しながら、生活習慣病の予防に力を入れる。4月14日に開業予定。
(画像はプレスリリースより)
どんな治療が受けられる?
人間ドッグは、一般的な健康状態を調べる「標準コース」、生活習慣病やがんに特化した「ライフスタイルコース」、脳や肺などの部位別の「専門ドック」に加え、同ビル内のホテルに宿泊する「エグゼクティブコース」も用意している。
健診の結果、治療が必要な場合には、大阪市立大医学部附属病院で治療を受ける。また、症状の落ち着いた高血圧や糖尿病の患者には、地域の医療機関と連携したネットワークで、継続的に治療を行う方針だ。
また、大阪市立大は「先端予防医療研究センター」を医学研究科に設置している。同意を得た受診者の健診データや生体試料、遺伝子情報を調べることで、病気のメカニズムを探り、新たな診断法や治療法の開発につなげるとしている。
大阪市立大学のプレスリリース
http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/news/2013/z57f89