プライベートの悩みが仕事に与える影響
EAP(従業員支援プログラム)を手がけるピース・マインド・イープ社は、今月16日、国際EAP(従業員支援プログラム)研究センターが、働く男女727名を対象に、昨年12月に行った、「ビジネスパーソンのワーク・ライフ・バランスに関するアンケート調査」の結果を発表した。
それによると、8割近くが「プライベートの悩みが仕事に影響を及ぼしている」と答え、その中でも「子育て」「お金・法律」「介護」は年代が上がるにつれて該当者が増え、特に「介護」は40代以上で伸び率が高い。
40代以上で介護の悩み長期化
40代以上で多い「介護」の悩みは、「仕事と介護の両立」「親の生活に関する悩み」「介護疲れ・ストレス」で、解決に必要な情報を得るまでに「6カ月以上、または継続中」との回答が70%をこえ、長期化していることがわかる。
ワーク・ライフ・バランス支援への期待
「もし会社がワーク・ライフ・バランス支援策を提供してくれたとしたら、利用したい」と回答した87%の該当者が、「介護」で利用したい支援策は、おもに「介護保険制度や経済支援に関する情報提供(41%)」と「介護施設・サービスに関する情報提供」(41%)であった。
図はプレスリリースより
また、企業が従業員へのワーク・ライフ・バランス支援策を提供してくれれば、「社員を大切にする会社だと思う」「安心して働ける会社だと思う」という回答が多かった。
今回の調査により、生活上の悩みが仕事に影響を及ぼしているビジネスパーソンが多い実態が明らかになりました。特に、企業の要職を担う40代以上で「健康」と「介護」についての悩みが多く、かつ必要な情報を得るまでに時間を要していました。この点から、プライベートな生活上の悩みであっても、個人で対処しようとするだけでは必要な情報を十分に得られず、短期間での問題解決が難しい現状が浮き彫りになりました。(ピース・マインド・イープ社HPより)
ピース・マインド・イープ株式会社
http://www.peacemind-jeap.co.jp/news/release/6980.html