介護従事者100名を対象に
日清オイリオグループ株式会社(東京都中央区)は1月22日、在宅介護に携わる介護従事者100名を対象に「要支援・要介護者の筋力に関する実態調査」の結果を発表した。
(画像は日清オイリオホームページ)
トロミ調整食品などの高齢者・介護対応食品を製造・販売している同社は2011年より定期的に在宅介護事情調査を行っており、今回はその6回目となる。
調査は2013年11月29日から12月4日まで、インターネットを通じて行われた。
筋力が衰えながらも、積極的には身体を動かさず
要支援・要介護者の筋力の衰えを感じることはありますか、という質問では、介護従事者の92%が要支援・要介護者の筋力の衰えを「感じる」と回答。
一方、要支援・要介護者の運動習慣については「自発的に身体を動かしている」と回答した介護従事者は33%と少数に留まった。筋力が衰えながらも、積極的に身体を動かしている要支援・要介護者は少ないようだ。
要支援・要介護者の筋力をつけるための食事の工夫・アドバイスでは、「食べやすいように、柔らかさを考慮する」が42%、「1食に提供する料理の品数を増やす」が31%、「少量で高エネルギーの食事がとれるような献立の工夫をする」が30%など、しっかりと食べるための工夫やバランスよく食べるための工夫が上位を占めた。
しかし、筋力をつけるために必要なエネルギーやたんぱく質が多く含まれた補助食品の利用を勧めている介護従事者はわずか15%にすぎなかった。

日清オイリオ「ニュースリリース」
http://www.nisshin-oillio.com/company/news/