小児用肺炎球菌ワクチン、プレベナー13へ切替え
2013年4月1日から定期接種に導入されてきた「プレベナー」に替えて、2013年11月1日より新ワクチン「プレベナー13」が定期接種に導入される。
(Wikiメディアより引用)
プレベナー13とは
「プレベナー13」は、生後2カ月から6歳未満の子供に対する侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)を予防するワクチンで、従来のプレベナーに含まれていた7つの血清型(4・6B・9V・14・18C・19F・23F)に加え、新たに6種類の血清型(1・3・5・6A・7F・19A)が含まれている。
プレベナー13の有効性
特に血清型19Aは世界的に増加傾向にある、薬剤耐性の比率が高い血清型で、日本においても侵襲性肺炎球菌感染症に占める血清型19Aの割合は近年増加して脅威となっている。「プレベナー13」は、2009年の欧州での乳児への適応が承認されたのを皮切りに世界120カ国以上で承認され、米国・英国・ドイツを含む74カ国で定期接種ワクチンとして導入されている。これらの国では、導入前と比較して「プレベナー13」に追加された6種類の血清型による侵襲性肺炎球菌感染症が減少した。
プレベナー13接種スケジュール
「プレベナー13」の標準的接種スケジュールは「プレベナー」と同様に、生後2カ月・4カ月・6カ月に3回の初回免疫接種をした後、4回目の接種を生後12カ月から15カ月の間に行う。既に「プレベナー」を接種している場合には、接種スケジュールの途中で「プレベナー13」に切り替えることが可能であり、既に「プレベナー」の接種を完了した小児については「プレベナー13」に含まれる6つの血清型に対する抗体獲得を目的とした補助的追加接種を任意接種にて行う事ができる。(鈴木ミホ)

ファイザー株式会社 プレスリリース
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