2014年4月1日に発売へ
東京ガス株式会社(以下「東京ガス」)とパナソニック株式会社(以下「パナソニック」)は、21日、マンション向け家庭用燃料電池「エネファーム」を共同で開発したことを発表した。東京ガスは、これを2014年4月1日(火)に発売する。
燃料電池ユニット、貯湯ユニット、バックアップ熱源機を、マンションのパイプシャフト内に全て設置できる仕様として製品化したのは、これが世界初となる。
(画像はプレスリリースより)
気密性、耐震性、耐風性向上で設置条件をクリア
「エネファーム」は、戸建て住宅に比べて設置条件に制約があるマンション向けに、機器本体の気密性を高めることなどにより、開放廊下側のパイプシャフト内への設置を可能にしたもの。
マンションの設置基準に対応するため、機器本体を固定する脚部の強度を増し、耐震性を向上。また、給排気構成の変更などにより、強風時でも運転できるように耐風性を高め、高層階での設置も可能にした。
年間3~4万円の光熱費と年間1.0トンのCO2を削減
「エネファーム」を設置した場合、火力発電所からの電気と都市ガス給湯器からの給湯を行う方式に比べ、定格発電時において、CO2排出量を約49%、エネルギー消費量を約37%削減できる。モデルケースでは、年間光熱費が約3~4万円の節約、年間CO2排出量は約1.0トン削減と試算されている。
東京ガスは、昨年度から、2013年度中に「エネファーム」を発表する予定であることを表明しており、すでに、10月21日(月)時点で、総合地所株式会社、および、東急不動産株式会社から、両社が供給する分譲マンション(計2物件、456戸)に、この新製品を採用する意向を得ているという。
(画像はプレスリリースより)

マンション向け家庭用燃料電池「エネファーム」の発売について
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20131021-01.html東京ガス株式会社
http://www.tokyo-gas.co.jp/パナソニック株式会社
http://panasonic.co.jp/index3.html