遊休地の有効活用に
KDDIは6月24日、国内3か所の社有遊休地を活用したメガソーラープロジェクトを開始すると発表した。
設置用地は、栃木県小山市のKDDI小山ネットワークセンター、茨城県古河市のKDDI八俣発信所、茨城県行方市の旧北浦受信所跡地の3箇所で、計約17万6000m2の敷地に太陽光発電設備が建設される。
同事業はクリーンかつ安全な再生可能エネルギーの普及・拡大による環境負荷軽減に貢献することを目的としている。
また、同社ではCO2排出量の削減に寄与し、通信設備の維持・運用等に多くの電力を利用する通信事業者としての責務を果たすとともに、遊休地の有効活用および災害等に対応し得る多様な電源調達の確保に向けたノウハウの蓄積を目指す。
一般家庭約3,100世帯分
太陽光発電設備は2013年秋以降に順次運用を開始し、発電容量は3カ所計で約8,800kW、一般家庭約3,100世帯分に相当する年間約11,000MWhを発電する予定で、発電した電力は電力会社に売却する。
KDDIでは環境保全5ヵ年計画として「KDDI GREEN PLAN 2012-2016」を推進しており、低炭素社会、循環型社会、生物多様性の3つを重点課題として様々な活動に取り組んでいる。
これまで通信事業者の太陽光発電事業といえば、ソフトバンクが先行していたが、今後も各社の事業参入が続くことが予想される。
KDDI〈お知らせ〉 メガソーラープロジェクトの推進について
http://www.kddi.com/corporate/