レゴに何があったのか
気が付いた人がどれほど、いただろうか。レゴのミニフィグ(人の形をしたレゴ)の笑顔が25年前と比べて少なくなり、「怒り顔」が増えたということを。
戦争や紛争をテーマとしたレゴ
ニュージーランドのカンタベリー大学ヒューマン・インターフェイス・テクノロジー研究室のクリストファー・バートネック(Christopher Bartneck)率いる研究チームによるとレゴが子どもにどのような感情を示しているかを調べた結果、1975年の発売以降に製造された「レゴ」のミニフィグは、怒り顔が増えているという。
バートネック氏は、1975-2010年に製造されたレゴのフィギュア3,655体を調査し、ほかとは異なる顔が628種類あることに気がついた。これらの顔は、それらが示していると思われる6つの感情(怒り、嫌悪、恐怖、幸せ、悲しみ、驚き)と、その感情の強さに基づいて分類された。
夢ある遊びも世相を反省?
研究員自身も不思議に感じているという。過去と比べ、戦争や紛争をテーマとしているレゴのセットが増えたのも一因とみている。
世界中の多くの子供が所有しているレゴ、夢のある遊びの中にジワジワと悲しみや怒りの表情が含まれていたとしたら、皮肉なことだ。悪影響を与えないように見守りたい。
WIRED.CO.UK
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