初となる中国大手との合弁
ZFフリードリヒスハーフェンAGは、10月9日、北京汽車(BAICグループ)と、乗用車のシャーシシステムを組み立てるため、初となる合弁会社を設立したと、プレスリリースで発表した。
Dr. ステファン・ソマー、ZF最高経営責任者(CEO)、とXu Heyi(徐 和誼)BAICグループ会長兼・乗用車部門BAICモーター会長は、同日、フリードリヒスハーフェンで合弁契約を締結した。
私たちはBAICグループが、弊社の製品を信頼して頂き、とても喜んでいます。この協力は中国市場での前進に向け大きなステップであり、ZFのために非常に重要です。(プレスリリースより引用)
と、ZFのソマーCEOは契約の締結時に述べた。
ZFは、北京ベンツ自動車(BBAC)と取り引きを行っている。同社は数年前から、BAICモーターとダイムラーAGの合弁会社である。具体的には、ZFは中国で生産している、現在のメルセデスCクラス、EクラスおよびGLKモデル用に、完全なフロントとリアシャーシモジュールを供給している。
(画像はプレスリリースより)
2015年に生産開始
ZFが51%の株式を保有する合弁会社は、中国の首都、北京の南東にある北京経済技術開発区(BDA)に本拠を置く。来年初めには、エンジニアや工場プランナーが開発作業をキックオフし、生産設備設置の準備を開始する。シャーシモジュール組み立て開始は、来年中となる予定。
生産開始時には、約200人の従業員を擁し、20万台のフロントとリアシャーシモジュールを組み立て、ジャスト・イン・シーケンス供給する。顧客は、BAICグループの様々な車のブランドになる。両社は、16,000平方メートルの面積をカバーする新工場に、1億ユーロ以上を投資している
ZFは私たちにとって、重要かつ信頼できるパートナーです。新しい合弁会社は、私たちが、乗用車シャーシテクノロジー分野における、経験豊富な自動車部品サプライヤーと協力することを意味します。(プレスリリースより引用)
と、Xu Heyi(徐 和誼)BAICグループ会長兼・乗用車部門BAICモーター会長は語った。
彼はまた、両社はさらなる分野での協力の余地があるかどうかを調べたい、とも述べている。

ZF社プレスリリース
http://www.zf.com/corporate