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2025年07月08日(火)
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今世紀中頃までに5人のうち2人!増え続けるアフリカの子どもたち

今世紀中頃までに5人のうち2人!増え続けるアフリカの子どもたち

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過去に例をみない出生増
世界中の子どもたちの命と健康を守るため活動している国連機関「ユニセフ」が発表した「2030年世代/アフリカ報告書」(原題「Generation 2030/AfricaReport」)が、21世紀中頃までに世界で生まれる赤ちゃんのうち5人に2人はアフリカ生まれになるとの予測を示した。

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ただ、貧困や内戦などで子どもたちも生き残るために厳しい環境に置かれているため、報告書では、過去に例をみないほどの出生増加に対し、政策立案者が子どもに焦点を絞った投資戦略を立てるべきだと指摘した。

10人に1人がナイジェリア生まれ
「2030年世代/アフリカ報告書」は、アフリカで今後35年間にわたり、およそ20億の赤ちゃんが誕生し、アフリカ大陸の人口が現在の2倍に増加すると予測。18歳未満の人口は10億人に達すると見込んでいる。

特に、ナイジェリアは最も高い出生率を記録しており、2050年までに世界で生まれる子どもの10人に1人がナイジェリア生まれとなる見込みだ。

報告書内の統計では、世界人口推計に基づき、アフリカの人口が今後、占めようになる割合について、世界で生まれる赤ちゃんのおよそ41%、世界の5歳未満児のおよそ40%、世界の18歳未満の子どもの37%、世界の青少年の35%としている。

高い死亡率に危機感
現在、100人のうち16人がアフリカ大陸に居住しているが、今後35年以内に100人のうち25人、今世紀末までに100人のうちおよそ40人がアフリカに居住することになるとみられる。

また、アフリカでは2015年時点で、労働人口100人のうち73人が15歳未満の子どもで、世界の平均の2倍近い割合となっている。都市化の波により、2015年時点でアフリカの人口の40%が都市に居住しているが、2030年後半までに、アフリカの人口の半数以上が都市部に住むことになる。

また、アフリカの子どもの死亡率は依然高く、11人に1人の子どもが5歳の誕生日を迎えられず死亡しており、高所得国の平均に比べ14倍を記録している。また、アフリカ大陸で死亡する子どもの数は、現在、世界の子どもの死亡数中50%以上を占め、2050年までに約70%にまで増える恐れがあるという。

ユニセフ東部・南部アフリカ地域事務所代表のレイラ・パカラは、
「アフリカの子どもたちの健康や教育、保護に対し、今、行動を起こすことで、アフリカはその経済的な成果を得られます。過去にアフリカと同じような人口増加の過程をたどった他の地域や国々も、同じように恩恵を受けてきました」(ユニセフのプレスリリースより)

と述べている。

さらに、報告書では特に、リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)サービスへのアクセス向上と、女の子の権利を拡大し、女の子が学校に通い続けられるようにと呼びかけている。


外部リンク

「2030年世代/アフリカ報告書」原本(英語)
http://uni.cf/gen2030
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