ライフジャケットの着用を強制で死亡事故の予防効果
ライフジャケットの着用をレクレーションボートに乗る際に義務付ける、2005年にオーストラリアで施行された法律によって、死亡事故が減っているという研究結果が示された。
wikiメディアより引用
法律が施行される前の6年間にボートで溺死した人数は59名で合ったのに対して、施行後の5年間の累計溺死人数は16名にまで減少した。さらに亡くなった16名のうち、9名はライフジャケットを身につけていなかったことが明らかになった。
統計分析では、電動船や帆動力船なども含めた全てのレクレーションボートにおいて、溺死の死亡数が減少したことが示された。
携帯電話の普及や飲酒の減少も溺死事故の防止に貢献
また、検証が十分ではないが、携帯電話が普及したことによって緊急連絡がしやすくなったことや、飲酒が減少したことも、溺死事故が減った要因となったようだ。
研究に携わった研究者たちは、この研究結果が認知され、ライフジャケット着用率がさらに向上するきっかけとなればよい、と結論づけた。(東雲 晃)

Life jackets should be compulsory for all recreational boaters, say researchers
http://www.bmj.com/content/348/bmj.g4189