LNG貯蔵タンクを共同受注
IHIは6月19日、清水建設と共同で石油資源開発から、相馬LNG受け入れ基地(福島県新地町)向けに地上式LNG(液化天然ガス)タンク1基の設計・調達・建設業務を受注したことを発表した。
なお、相馬LNGタンクの建設にあたっては、IHIが2012年に開発した新工法「J.C.Method」を適用することで、大容量LNGタンクの建設工期を大幅に短縮することが可能だという。
(画像はプレスリリースより)
プロジェクト概要
このプロジェクトは、東北太平洋岸地域への天然ガス安定供給能力の確保を目的として、相馬港にLNG基地ならびに、既存新潟・仙台ラインとの接続パイプラインを建設するものだ。
相馬LNG受け入れ基地向けLNGタンクは、貯蔵容量23万キロリットルの地上PC式LNGタンクで、貯槽内径86.0メートル、液深39.7メートル。2018年3月30日の完成をめざす。
なお、震災復興、地元雇用の創出への貢献が期待されることから、復興庁より東日本大震災復興特別区域法に基づく復興推進計画に認定されているという。
世界のエネルギー供給に貢献
IHIは、世界各地でLNGタンク130基以上の受注実績を有するトップメーカーであり、LNG受け入れ基地のプラントエンジニアリングの実績も豊富だ。
一方、清水建設は、建設会社としてLNGタンク国内トップシェアを誇る。
両社は、国内のみならず、世界各地でLNGタンクおよび受け入れターミナルの建設が計画されているのを背景に、今後も世界のエネルギー供給に向けて、受注活動を行っていくかまえだ。
IHI・プレスリリース
http://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2014/press/2014-6-192/清水建設・ホームページ
http://www.shimz.co.jp/石油資源開発・ホームページ
http://www.japex.co.jp/