今回の合弁会社設立概要
アサヒグループホールディングは、ミャンマーの現地企業ロイヘイン(LH)社との間でミャンマーにおける炭酸飲料の製造および販売を行う合弁会社を設立することで合意したことを発表しました。
LH社はミャンマーにおける清涼飲料業界において、国内大手三社の一社であり、特に第二の都市マンダレーにおいては強い基盤を有しています。LH社が有する認知度のあるブランド及び流通網などの事業を行う上でのインフラと、同社の生産・品質管理技術や商品開発ノウハウを加え、同社はミャンマー国内での事業拡大を進めていく予定です。
ミャンマーでは同社以外にも、アメリカのコカ・コーラ社が約60年ぶりに市場参入した他、デンマークのカールスバーグも年内にビール工場を稼動する計画です。
日本の飲料企業のミャンマー進出
日本の総合酒類・飲料企業がミャンマーに進出するのは、同社が初めてで、同社以外にもキリンホールディングなどが事業展開に関心を示しており、ミャンマーへの日本企業の進出は今後も増える可能性があります。
ミャンマーの飲料市場は1年間の一人当たり消費量が2リットル程度と推定されているため、中長期的に大きな市場になると見込まれており、同社では、東南アジアにおいて売上高として1000億円を2015年までに達成する目標を掲げており、今後も新規のM&Aなどを通じて新規事業の展開を図っていくことを表明しています。

アサヒグループホールディング プレスリリース
http://www.asahigroup-holdings.com/news/2014/0307.html