大手自動車メーカー初のナイジェリアでの自動車生産
日産自動車は4月25日、大手自動車メーカーとして初めて、ナイジェリアで自動車生産を開始しました。ラゴスにある日産自動車の組立工場において今回生産される車種は「パトロール」で、今後は「アルメーラ」と「NP300」の生産についても計画しています。これらの両車種の生産開始は5月初頭から、そして、8月以降は量産体制に移行します。
日産自動車のアフリカ戦略
日産自動車はすでに南アフリカにおいて自動車産業の基礎を作る上で重要な役割を果たした日本の自動車メーカーのパイオニアであり、これまで培ったアフリカにおける自動車生産のノウハウを活用し、今回成長が著しいナイジェリアでの生産に踏み切りました。
日産自動車では、アフリカ大陸での販売台数を2012年末の11万台から、2016年までには22万台へと倍増させる中期成長計画を掲げています。この目標を達成するため、次の生産拠点としてナイジェリアが選ばれました。
ナイジェリアの有するポテンシャル
ナイジェリアはアフリカ大陸において最大の人口を擁する国で、小売、通信、映画、金融などといった様々な産業が急成長しており、ナイジェリアの経済規模が南アフリカ全体の経済規模を上回るまでになりました。さらに豊富な石油資源に恵まれていることから、日産自動車ではナイジェリアでの自動車需要の拡大を見込んでいます。

日産自動車 プレスリリース
http://www.nissan-global.com/