受注者として「環境家計簿」へも取り組み
岩田地崎建設株式会社(札幌市中央区、社長:岩田 圭剛)では、北島地区遊水池排水門工事作業所がハイブリッド油圧ショベル『HB205-2』を導入したと発表した。
ハイブリッド油圧ショベル『HB205-2』は、株式会社小松製作所(東京都港区、社長:大橋 徹二)から昨年10月に発売された新機種だ。
NOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の排出量を大幅低減し、日本(特定特殊自動車排出ガス2011年基準)・北米(EPA Tier4 Interim)・欧州(EU Stage 3B)の排出ガス規制をクリアした新世代エンジンを新たに搭載するなど環境・経済性、安全・快適性、ICT・安全などの特徴をもつ優れた製品だ。
また、人や物が近づくと光や音で知らせる『障害物感知システム』も取り付けるなど、安全作業にも配慮した同社独自の工夫をしているという。
この工事作業所では、北海道開発局の「環境家計簿」にも積極的に取り組んでいる。この新機種『HB205-2』導入により「環境家計簿の手引き」で示した、建設現場からの二酸化炭素排出の削減を推進する「北海道エコ・コンストラクション・イニシアティブ」に実施に貢献できるとの考えを示した。
『北海道のリーディングとして』建設業に求められる『持続可能な社会の構築』へ向けた同社の実践でもある。
(画像はプレスリリースより)
北海道エコ・コンストラクション・イニシアティブとは
北海道開発局では、北海道総合開発計画に基づき「自然共生型社会の形成」「循環型社会の形成」「低炭素型社会の形成」に向けて「北海道環境イニシアティブ」を展開しており、その一環として、北海道の優れた資源・特性を活かしつつ、発注者と受注者が連携しながら建設現場おける環境対策について先駆的・実験的な試みを推進する「北海道エコ・コンストラクション・イニシアティブ」を実施しています。
(社)日本建設機械化協会資料によると、日本の産業部門から排出される二酸化炭素(2006年度で4.6億トン)の約24%が建設産業からの排出となっています。社会資本整備の実施段階である土木建設現場においても二酸化炭素排出の削減に向けて、新たな取組が求められています。
このような中で、「北海道エコ・コンストラクション・イニシアティブ」では、土木建設現場からの二酸化炭素排出の削減を推進するため、受注者・発注者が協働で二酸化炭素排出量を把握する「見える化」の取り組みとして「環境家計簿」に取り組んでいます。(北海道開発局「環境家計簿の手引き~CO2削減量の見える化~」より引用)

岩田地崎建設株式会社 プレスリリース
http://www.iwata-gr.co.jp/topics/2014/04/844/国土交通省北海道開発局 「環境家計簿」
http://www.hkd.mlit.go.jp/kankyokakeibo.html国土交通省北海道開発局 技術管理課
「環境家計簿の手引き~CO2削減量の見える化~」
http://www.hkd.mlit.go.jp/kankyokakeibo_pdf/tebiki.pdfコマツ プレスリリース
「〈オフロード法2011年基準適合〉
中型ハイブリッド油圧ショベル「HB205-2」を新発売」
http://www.komatsu.co.jp/2013073115274213027.html