クウェートで大型プロジェクト受注
日揮は、3月24日、韓国のGS Engineering & Construction社およびSK Engineering & Construction社と共同で、クウェート国営石油会社(KNPC社)から、大型製油所改造プロジェクト(クリーン・フューエルズ・プロジェクト)を受注したことを発表した。
なお、受注金額は13.6億クウェートディナール(約4,900億円)で、日揮受注分はその3分の1、運転は2018年を予定している。
(画像は日揮のホームページ)
プロジェクト概要
KNPC社はクウェート中部・アハマディ地区で3つの製油所を所有している。今回のプロジェクトは、欧州規格の低環境負荷燃料生産に対応するため、これら製油所改造に係る設計、機材調達、建設工事(EPC)役務 を一括で遂行していくものだ。
今回の大規模プロジェクトでは、3つのパッケージに役割が分割された。そのなかで、日揮の担当は、常圧残渣油脱硫装置、減圧蒸留装置、残渣油冷却設備の追加工事だという。
中東地域の受注拡大へ
日揮は1980年代に建設したクウェートのミナ・アルアハマディ製油所をはじめ、中東地域や東南アジアなどにおける数々のプロジェクト経験や、製油所建設の豊富なノウハウがある。
特に日揮にとって中東地域は、最重要マーケットとして位置づけされており、今後も石油・ガス、石油化学プロジェクトの受注を目指していく構えだ。

日揮ニュースリリース
http://www.jgc.co.jp/