白書はダウンロード可能
デーナは、商用トラック運送業界のための白書を公表し、その中で、ダウンスピード時により低燃費となるエンジンを使用して、動力伝達経路のより高いトルクを適正に管理するための、車体やオリジナル装備メーカーのニーズの対応について説明した。
白書のタイトルは「ダウンスピードエンジンのための最適なソリューション」であり、デーナのHPより無料でダウンロードが可能。
燃費向上・環境保護にも利点
デーナ商用車・テクノロジーズのグローバルエンジニアリング担当副社長である、アンディー・ニーマン氏が執筆したこの白書は、ダウンスピード向上を目指した目的、燃料消費と環境上の利点についても説明している。車両の車軸、ドライブシャフトおよび車軸間に、圧力が追加されたことで、どのように高トルクとなったかについても解説した。
また、高トルクを管理するために、デーナが推奨する適切な駆動系部品についても提示されており、新たな戦略となっている。白書で説明されている部品は、慎重に設計され、徹底的にテストを行い、高トルクの環境で必要な性能を提供することが完全に可能であることが証明されている。
商品の詳細
エンジンダウンスピーディング用に最適化されたデーナのシステムは、「SpicerAdvanTEK40タンデム車軸」「SPL350ドライブシャフト」「SPL250車軸間シャフト」。
「SpicerAdvanTEK40タンデム車軸」は、業界最速の車軸比率である、2.26:1を実現、トラックメーカーのエンジンダウンスピーディングに役立つ。ラインホールの典型的な負荷比率において、5年間で2700ガロンというディーゼル燃料以上に節約が可能であり、トラックの運転コストにも貢献している。現在車体に提供されている多くのタンデム車軸と比較した場合、10,000ドルの運転コストの節約と、60,000ポンドの二酸化炭素の出力を削減できることが予想される。
また、その他のソリューションとして、前述のタンデム車軸や低回転エンジンにおいて、効率と耐久性を最大化するように設計された「SPL350ドライブシャフト」と「SPL250車軸間シャフト」がある。これらは、40%以上の搬送能力を持つトルクで、より多くの電力密度を提供し、競合製品に比べ2倍の軸受け耐用年数を実現、現在の市場で、数百万マイルの平均耐用年数を持つ唯一の商品となっている。

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