2015年9月開校予定
東京都多摩地域で初の国際バカロレア候補校「東京ウエストインターナショナルスクール」は、2015年4月に新しいキッズスクールを、同9月に日本初となるシニア対象の保育士スクールを八王子市に開校する。
東京ウエストインターナショナルスクールグループは、1990年代より、地域に根付いた国際教育機関として、多摩地域や神奈川県に複数のスクールを運営してきた。
地域のシニアの力と、国際教育の手法を融合させた今回のスクール開校は、グローバル化と急速に広がる少子高齢化の現状に対応した新たなモデルとして注目されそうだ。
バイリンガルな環境
開校するのは、東京ウエストインターナショナルラーニングセンター八王子「キッズスクール」と「シニアスクール」で、同じ校舎内で3歳から5歳の幼児と、保育士を目指す50歳から70歳のシニアがバイリンガルな環境で学び合う国際教育施設だ。
シニアスクールは、1年間で完結する短期実務教育プログラム。3つのコースがあり、週1~2回の受講で理論と実践を学ぶ。50歳から70歳が対象で、各コース定員8人。
「保育士コース」は、保育士、キッズコーチ、赤十字幼児安全法支援員などの資格を目標とし、資格取得のための学習と、AED使用法を含む救急法や、けがや熱中症などの急病対処法の実習を行う。
「国際保育士コース」は、保育士コースの内容に加えて、英語での保育に必要な言い回しや知識、技術を学び、英検取得も目標に掲げる。
「スポーツ保育士コース」では、日体協スポーツリーダーやJFAキッズリーダーなどの資格取得を目指す。
日本語と英語で学ぶキッズスクール
新しいキッズスクールは、東京ウエストインターナショナルスクールが開発した教育手法「ミラーリングシステム」で学ぶのが特徴。
これは、同じ項目のレッスンを日本語と英語で学習することで、言語能力と数理能力・身体能力向上に相乗効果があるという臨床研究に基づく手法だ。スクールに滞在する時間の半分を英語、残り半分を日本語で過ごし、算数と体育に関しては、日本語で学んだ内容を、復習を兼ねて英語でも学ぶという。
問い合わせは、東京ウエストインターナショナルラーニングセンター八王子へ。ホームページで入学願書をダウンロードし、必要事項を記入してファクスまたは郵送で申し込む。
(画像はホームページより)

東京ウエストインターナショナルラーニングセンター八王子
http://tokyowest.jp/learningcenter/