カワサキグリーンガスエンジン
川崎重工が新電力の静岡ガス&パワー株式会社から、「カワサキグリーンガスエンジン」2基の発電所建設工事を受注した。ガス会社が出資する新電力から受注することは、今回が初めてだ。
なお、新電力は特定規模電気事業者の通称で、一般の電力会社以外の独立系事業者の一種であり、原則50kW以上の高圧電力を発電。電力会社の送電網を通じて、工場や大規模店舗に供給する事業者のことである。
フルターンキー方式で請負
今回の受注は「カワサキグリーンガスエンジン」が持っている特長や施工・稼働実績が総合的に高く評価されたということと、ガスエンジン発電所が経済性に優れており、新電力向けの調整ミドル用自社電源として最適であることが認められたからだ。
「カワサキグリーンガスエンジン」は発電効率や環境性能、複数台の効率的な運用による発電所運営面でのフレキシビリティーの向上と、リスク低減が可能。
今回の工事は発電出力7,800kWで、自社開発した「カワサキグリーンガスエンジン」2基の発電容量1.5万kW級の発電所だ。
この発電所は静岡県富士市に建設され、2016年1月の運転開始を目指している。川崎重工は発電所の設計や、発電機器の供給、据付など建設工事一式をフルターンキー方式で請け負う。
(画像はホームページより)

川崎重工 ニュースリリース
http://www.khi.co.jp/news/detail/20141105_1