身内は反対、自民が賛成
野田政権が目指す消費税増税について、党内の小沢派や連立与党である国民新党の亀井代表などが反対姿勢を示す。一方、自民党が条件付きで賛成の気配を見せるなど、きな臭い動きが活発化している。
「やめなさい」と言う
国民新党の亀井静香代表は25日、広島県庄原市で開かれた講演で、消費税増税法案は成立しない、との見通しを示した。
民主党内で小沢氏が反対しており、連立を組む国民新党も同じく反対の姿勢を示しているためだ。
講演後の記者会見でも「首相に『やめなさい』と言う」と語った。
自民は消費税増税を人質に解散
一方、読売テレビの「ウェークアップ!ぷらす」に出演した自民党の安倍元首相は、解散総選挙を約束するなら、自民党は同法案に賛成する用意がある、と語った。
前回選挙で、民主党は消費税増税に反対姿勢を示しており、増税法案を通すなら、その直後に解散するのが筋、という理屈だ。
野田首相にとって、消費税増税は「行くも地獄とどまるも地獄」という様相を呈してきた。
財務省の傀儡といわれる同首相がなにを選択をするか、注目される。
◆ウェークアップ!ぷらす
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