動物愛護団体に屈したAmazon
米インターネット通販大手Amazonが、クジラ肉の販売を一方的に中止した。理由については明らかにしていないが、国際的な動物愛護団体、ヒューマン・ソサエティー・インターナショナル(HIS)の非難を受けたためと見られる。
クジラ関連100種が消えた
クジラ肉関係の商品について、アクセスできなくなったのは22日以降。
Amazonでは、クジラベーコンやクジラカレーなど、100種類以上の関連商品を扱っていたが、すべての取り扱いを停止した。
クジラ肉を売っていた全国の販売業者に対しては、一方的な通告があっただけという。
21日にはHISが「Amazonは絶滅が心配されるクジラの肉を売って利益を上げている」との非難声明を出しており、これに反応したものと見られる。
ちなみに、同様の通販サイトである「楽天」ではクジラ肉が健在だ。「クジラ」と入力して検索すると、「食品」カテゴリー内で2,636のヒットがある。
ウサギ、エゾシカ、熊肉まで
生鮮食品を扱っているイメージがあまりないAmazonだが、実はさまざまな肉類も扱っている。
ウサギ、エゾシカ、ワニなどはまだしも、信州産のツキノワグマやタイ産の食用ヤモリなどの肉も売られている。
熊肉は200gが3,780円。ヤモリは100-150gが2,000円となっている。
◆Amazon
http://www.amazon.co.jp/