今後も続くギリシャ支援
ユーロ圏諸国の財務相が20日から、ブリュッセルにてギリシャへの第2次支援策について、12時間以上にもおよぶ議論を尽くした。21日早朝、1300億ユーロの支援策の合意に達した。これにより、ギリシャはギリギリのところで国家破たんから免れそうだ。
だが、これでギリシャが救われたわけではない。
2月22日、ギリシャ政府は、民間債権者が保有するギリシャ債を、同国政府が新たに発行する長期の低クーポン債と交換する計画を発表予定。メディアの情報によると、この債務交換プログラムは3月8日から3月11日の間に行われる。
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wiseguy712月27日、ドイツ連邦議会にて、ギリシャへの第2次支援策について承認される見込み。
3月1,2日、ブリュッセルにて欧州連合(EU)首脳会議。欧州安定メカニズム(ESM)が、計画された5000億ユーロを保有しているか、また、増額されるべきか議論される。
3月20日、ギリシャ政府の負債145億ユーロが償還期日を迎える。債務を返済できれば、デフォルト(債務不履行)を回避できる。
4月、ギリシャ国民議会選挙。17ユーロ圏諸国は、新政府が引き続き緊縮策を実施することを期待。
ツァイト誌(Zeit Online)
http://www.zeit.de/news/2012-02/21/eu-fahrplan-zur-loesung-der-griechenland-krise-21070009