植民地主義と英国を非難
左翼的なことで知られる米俳優、ショーン・ペン氏は、フォークランド諸島問題に大変な関心があるようだ。The Telegraph紙によると、13日、氏はアルゼンチンのキルチネル大統領と会見。会見中ペン氏は、フォークランド諸島を“アルゼンチンのマルビナス諸島”と呼び、アルゼンチン支持を表明した。
ショーン・ペン/Wikipedia翌14日には、ウルグアイの首都、モンテビデオでムヒカ大統領と会見し、ウィリアム王子を諸島に派遣したことに対して、“もってのほか”と評し、
他にいくらでも(ウィリアム)王子を派遣するところはあるはずだ。多くの血が流れたあの海に、軍艦を連れた王子の派遣は必要ない。
とコメント。英国を“植民地主義”だと強く批判した。
「我々の未来にはなんの関係もない」島民の声
フォークランド紛争の退役軍人は、
彼(ペン)の馬鹿な発言の数々は、知識の無さ、また彼と両国との関連性の欠如を露呈している。
とコメント。
ツイッターでこれに関連したツイートを見てみると、ニューヨークタイムズ紙ブラジル支局長、Simon Romero @viaSimonRomeroは、
フォークランド諸島について非難しているショーン・ペン、オックスフォードの学者連中(英国政府)は、ペンはマリブの私有地を、メキシコに返すべきだと提案するだろう
とツイート。
このような、カリフォルニア州マリブにあるペン氏の私有地についてツイートが多い。このマリブは、19世紀初めまでメキシコ領であった。しかし、その後米国が占有することとなった。今でも多くのメキシコ人労働者が働いている。
AngryBritain.com @AngryBritainは、
ショーンは、「我々にフォークランドへウィリアム(王子)を送る権利はない」と言う。我々は「あなたにマドンナを殴る権利はなかった」と言おう。
とツイート。この他にもマドンナとの元婚姻関係を持ちだしたツイートも目立った。
ペン氏は、ベネズエラのチェベス大統領と会見したり、キューバに出向いたり、また昨年の9月にはエジプトのカイロで民衆のデモに参加するなど、“彼なりのやり方”で精力的に政治活動?を行なっているようだ。
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Sean Penn accuses Britain of 'colonialism' over Falklands/The Telegraph・
Sean Penn calls Prince William's deployment to Falkland Islands 'unthinkable' /The Telegraph