世論調査の結果
テレビ局CBS放送とニューヨーク・タイムズの全国的な世論調査によると、共和党支持者の30%がサントラム元上院議員を支持、それに続き、27%がロムニー前マサチューセッツ州知事を支持していることが判明した。ツァイト誌オンライン版が15日、報じた。
2人に続き、ロン・ポール下院議員は12%、ニュート・ギングリッチ元下院議長は10%だった。1か月前は、ロムニー氏が28%でサントラム氏の16%を大幅にリードしていた。
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Rick Santorum/Gage Skidmore/ウィキペディアより共和党指名レースの先頭に肩を並べたサントラム氏
共和党の大統領候補指名を目指す候補のなかで、ロムニー氏は、比較的穏健で実利的な、調和のとれた保守主義者である。サントラム氏は、予備選の始まった1月初めは、ほぼ勝ち目のない候補者として見られていた。
サントラム氏は、少ない選挙キャンペーンの予算のなかで、保守派の「ティーパーティー(茶会)」やキリスト教福音主義派の支持集めにターゲットを絞ったことが、功を奏してきている。彼は、レイプや近親相かんによる場合でも、中絶の禁止を擁護している。
両候補者はこれまでに、4つの予備選・党員集会で勝利を収めている。ロムニー氏は、重要な投票であったフロリダ州で勝利し、サントラム氏は、驚くべきことに、最近のミズーリ州予備選、ミネソタ・コロラド両州の党員集会で勝利した。
スーパー・チューズデーに向けて
次の予備選は、2月28日、アリゾナ州とミシガン州で行われる。そしてその先にあるのは、3月6日のスーパー・チューズデーである。スーパー・チューズデーの予備選挙で確たる勝利を収めた場合には、通常その候補の所属する党の指名獲得への大きな前進となる。
最終的に8月末の共和党全国大会で、共和党公認候補者が決定される。そして11月6日、オバマ大統領の対立候補として、大統領選に臨むこととなる。
ツァイト誌(Zeit Online)
http://www.zeit.de/politik/ausland/2012-02/usa-vorwahlen-santorum