ニフティ株式会社と株式会社コムニコは、@niftyのインターネット接続サービス利用者を対象に「Facebook」利用調査を実施し、その結果を公表した。
調査は、2012年1月6日から1月16日の期間に、インターネットによるアンケート方式で行われ、対象は、@niftyのインターネット接続サービス利用者で、有効回答数は、11,533人となっている。
調査結果によると、年代ごとの「Facebook」利用者の出現率は、「45歳から49歳(1.5%)」がトップで、続いて「50歳から54歳(1.4%)」、「40歳から44歳(1.2%)」との結果となり、“40代”前後の利用率が比較的高い現状が見受けられる結果となった。
また、「現在、どのような機器を利用してFacebookにアクセスしていますか」の問いには、「デスクトップPC」や「ノートPC」、「タブレット」などが、各年代を通してあまり違いが無かった。
ただ、「スマートフォン」に限っていえば、利用率の高い「45歳から49歳(43.3%)」よりも「25歳から29歳(55.1%)」が、10ポイント以上上回っている回答結果は、別の設問での「閲覧する動機」が、20代の50%以上が「暇つぶし」であるのに対し、40代の70%以上が「リアルな友人とのコミュニケーション」との結果とも相まって、SNSの価値観がはっきりしない現状を表しているようだ。
SNSの利用者数の増加を、ビジネスチャンスと捉えているのだろうか、プロジェクトの責任者となり得る世代の利用率上昇がそのあたりの「空気」を漂わせているかのようだ。「NPO」と並んで「ソーシャル」といった言葉には、社会的責任を果たしているかのような錯覚に陥りがちだが、学生のアイデアに大人たちが乗ってきたのがそもそもの始まりで、ついにはNY株式上場も果たすまでとなったこのWebサービスが、収奪の場とならないことを祈りたいものだ。
ニフティ株式会社株式会社コムニコリリース